BMWの5シリーズの買い取りについて

父が最後に所有していた車は2台有ったのですが、そのうちの1台がＢＭＷの5シリーズでした。父の死後、車を引き継ぐことになりましたが、私はそこまで車を頻繁に活用しない生活なので、悩んだ末にもう一台の方を残し、ＢＭＷを買い取ってもらう決断をしました。このときの経験について記します。

父のＢＭＷは友人の人からリーズナブルな価格で譲ってもらったものになります。既に初度登録から10年ほど経過しており、確か走行距離は2～3万キロだったと記憶しています。車を買い取ってもらう経験は初めてだったので、相場を知るために複数の業者にインターネットや電話で見積をお願いすることにしました。何せ有名なＢＭＷなのと私も少し乗ったことがありますが重厚な雰囲気で高級感が漂っていましたので、結構高い値段が付くのだろうと期待していました。しかし、実際には最も低い業者で15万円くらいでした。最も高い業者は現地での査定をしない概算段階で40万円くらいでした。

ＢＭＷといってもそんな相場なのかと少し残念に思いながらも、それでも最も高い業者に買い取って貰えれば良しか、と考えて買い取り先を固め掛けていたとき、現地で査定してくれた別の業者がこの車は事故車であると指摘しました。かなりやり手の担当者という感じで、車の左側が大破するくらいの事故を起こしていて、部品を全面的に取り替えていることが間違い無いとのことでした。私が車に素人なこともありますが、見た目上全く事故車であることなど分かりませんでした。また、父も事故車であることを話してはいませんでしたので知らなかった可能性があります。

事故車であることを前提に、その担当者が提示した買い取り金額は約20万円でした。元々概算で40万円を提示してきた業者にその旨を伝えたところ、何故か返答をくれなくなってしまいました。いくら返信をするようにお願いしても一切連絡無しです。誠実な営業担当者もいればそうでない人もいるなと印象に残りました。結局もう一社との相見積で価格にもう少し色を付けてくれた業者を選択することにしました。ところがいざ引き取りの段階でバッテリーが上がってしまい、復活もできない有様で交換となりました。その分の価格を引かれて最終的な買い取り金額は約20万円となりました。

この経験で私が感じたことは事故車の買取相場が下がってしまって残念だったという思いと、逆に自分が顧客だったら事故車というだけで運転には支障が無くてかなり価格が下がるのであれば検討の視野に入れたいという思いです。そのくらい、元が事故車であることは全く分かりませんでしたし何の不便も感じませんでしたから。いずれにせよ、こうした経験をさせてもらったことを亡き父に感謝しています。これから先で車の買い替えの際にはもっと信頼のおける業者さんにお願いしたいもんです。ネットで調べると結構ありますね。