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乳白色に秘密あり!美味しいお米ミルキークイーンについて

美味しいお米と言われたら、どんなお米でしょう。個人の好みはありますが、よくあげられるお米としてはブランド米代表のコシヒカリや、あきたこまちなどが多いのではないでしょうか。

しかし今回はそういった定番の有名銘柄のお米ではなく、平成になってから誕生した比較的新しいブランド米「ミルキークイーン」についてその魅力をお知らせしたいと思います。 ではミルキークイーンとはどのようなお米なのでしょうか。

1991年に農林水産省主導のスーパーライス計画の一環として茨城県のつくば農業試験場で誕生した品種で、系統図を辿るとコシヒカリと関係があるのが伺えます。

品種としてはいもち病や寒さに弱く、他の品種と比べて倒れやすいという特性があるため、栽培の中心地はおよそ南東北が北限となっています。更に収穫量もコシヒカリと比べると少なく、市場での流通規模も若干小さいことから一般のスーパーでは取扱いが無いこともしばしばあります。 ではコシヒカリと決定的に異なる個性はどのようなものなのかというと、ミルキークイーンの名前の由来である美しい乳白色に秘められていると言えます。この乳白色は成分的にみてもち米に近いレベルの低アミロース質であることで生まれるものであり、それ故にうるち米の中でもよりもちもちとした食味のお米になるのです。

またこのもちもちとした食味は冷めてもなおしっかりと保たれているためお弁当やおにぎりにも適していますし、中には水分が飛んでしまった他の品種のお米と混ぜ合わされて食感を維持するブレンド米としての役割を果たすケースもあります。

一方でぱらりとした食感を求められるチャーハンやお寿司などには不向きの品種であるので、飲食店の用途によって使い分けられている場合も多い品種です。 以上のようにミルキークイーンはその成分故の個性から、かなり特徴的なお米であることが理解できます。ぱらりとした食感のお米よりも、しっとりもちもちしたものを味わいたいとお考えの方にはぴったりのお米です。


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