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猫がNG?!そんな私のところにやってきたぬいぐるみ・にゃん太

妊娠初期の検査で、トキソプラズマという寄生虫の感染に引っかかり、ビックリしました。

生肉を食する習慣があったり、ガーデニングをする習慣がある場合の他に、猫に触れる機会のある人が感染の可能性がある…という説明でした。

昔、実家では猫と暮らしており、現在はおりませんが、現状、猫に触れる生活は避けた方がいい…というアドバイスを受け、定期的に猫カフェに行くくらい猫好きだったため、少しショックでした。

飲酒、喫煙、体重管理のための食事制限など、妊婦は我慢することが多い中、猫までダメか…と憂鬱にもなりました。

そんな中、安定期に入り、妊娠中期にも入ったので、変化する体型に合わせて、マタニティインナーを揃えようと、体調の良い日に、旦那と一緒に田舎の小さなショッピングモールに出かけました。

雑貨屋さんにラフに着られる大きめのワンピースがあったので、それを熱心に見ていたんですが、クッションを見ていたはずの旦那が私のところに戻ってきた時、その手には大きな猫のぬいぐるみが抱かれていました。

80cm以上ある長い体の猫で、抱き枕のように抱えて、『こいつ飼わない?』と一言。

よくよく見てみると、知らないキャラクター名で、製造会社も初めて見る名前、そしてメイドインシンガポール。

『なんでこのよくわからない大きな猫なの?』と聞くと、『だって猫カフェ…行けないないんでしょ?』と旦那が寂しそうに言いました。

せっかく旦那が選んでくれた猫だし、なんか愛嬌もあったので、選んでいたワンピースをやめて、この大きな猫のぬいぐるみを買う事にしました。

二つ折にしてビニール袋に入れてもらったものの、かなりの大きさで、30代の男がこんなの恥ずかしい…と文句を言いながら自宅へ。

名前はにゃん太。商品名でした。

最初は旦那が可愛がり、やっぱり自分のために購入したんだな…と思っていたんですが、そのうち、

『にゃん太と一緒に寝なくちゃいけないから、急いで帰る!』と、帰宅時間が早くなり、それに合わせて、『にゃん太と夕飯食べないで待ってるから、早く帰ってきてね』と、私もにゃん太を交えた会話をするようになりました。

にゃん太がやってきて一ヶ月、今では、家族の一員として団欒には必ず参加、一緒に寝る。必ずどちらかが面倒を見る(抱いてあげる)が日課となり、まるで家族が増えたようです。

この後、子供が生まれ、本当に家族が増えます。

その練習だと思っていますが、これほどぬいぐるみを大切にしてくれる旦那なら、子供もさぞかし可愛がってくれるんだろう…と今から楽しみです。


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